2022.10.18お知らせ
インフルエンザ予防接種について
今シーズンのインフルエンザ予防接種が10/15から始まりました。
新型コロナウイルス予防接種と異なり、ワクチン自体の取り扱いが簡易なため、事前に予約は必要なく希望時に随時対応して接種します。ただし、接種希望当日の受付は他の診察を受ける方と同様に事前に行っていただく必要があります。これは三密を回避するためにお願いしていますので是非ご協力をお願いします。
今年はメディアでも報じられているようにインフルエンザと新型コロナの同時流行が懸念されています。
インフルエンザが今年は流行しそうな根拠としては、今年の夏・南半球のオーストラリアの冬季にインフルエンザが流行したこと、例年インフルエンザは海外から入ってくるが今年は国際間の人流が戻ってきていること、2年間流行がなかったため集団免疫が低下していると推測されること、感染経路が同じ新型コロナウイルスの対策がそれぞれの環境で感染対策は行っているものの社会的に「行動制限のない」レベルに下がっていること、などが挙げられています。
インフルエンザの予防接種は感染することをブロックする効果が著明に高いわけではありませんが、多くの方が接種することで社会的に効果が見込めるものであり、また接種した個人レベルでも特に高齢者において死亡率を低下させる成果が確認されています。
特に接種が推奨となる方は、65歳以上の高齢者、5歳未満のお子さん、そして年齢には関係なく、心臓や肺などに慢性の持病のある方、悪性腫瘍で治療中の方、高度の肥満の方です。また、これらの方と一緒に生活されておられる方、学校や職場で人との接触の多い方も積極的に受けていただくのがお勧めです。